『H BEAUTY&YOUTH エイチ ビューティーアンドユース LEATHER DOUBLE RIDERS』
兎にも角にもライダース。
学生時代からずっと憧れがあり、スタイルとしても常に憧れてきた一品、それがダブルのライダース。
以前にもシングル、ダブル、何度か購入していたのですが、どうしても生地感やディティールに満足のいくものと出会えておらず。
それもそうで、価格に連動してクオリティが決まり、その質感で圧倒的に差が出るのが革製品。
そんな中、ついにこれはと思うものに遭遇しました。
本当は牛革、馬革といった無骨で固い革質のものが欲しかったのですが、結局購入したのは羊革のもの。
なぜ羊革を敬遠していたのかというと柔らかさときめの細かさが際立ち過ぎる。
それによりドレッシーな雰囲気になりがちで、自分が思うライダースの雰囲気と乖離していたんですよね。
ですが、こちらは厚みがあること、鞣しの雰囲気、金属ディティールの部分から華奢に見えなかった。
こだわりがいくつかあった中で、外せない要素がわりとあったんですよ。
まず、ダブルであるということ。
シングルを持っていたこともあるのですが、どうしてもシングルだとシンプル過ぎたり綺麗さが抜けない。
素材で表情を変えたとしても形のそれが抜けきらない。存在感含め絶対的にダブルが好み。
ジップに関してもあまり目立たないものや装飾が少ないものを志向する方もいるかとは思うのですが、個人的には断然装飾有りが望ましい。
元々の憧れとして、ヴィヴィアンウエストウッドやロンドンパンクからの影響があったことも大きかったんですよね。
漫画「NANA」なんかからもかなり影響を受けましたし。
あくまでも小綺麗に着るというより雑に、ラフに着るというのが理想的。ボロやミリタリーアイテムと合わせるようなスタイルが理想的。
まあ無骨にアメリカンな雰囲気で着るのもありなのですが、根本はロンドンからの影響があって好きだったので。
そういう意味でのこちらのディティールは抜かりなく、バチバチに決まっている。
ジップもYKKのものを使用しており、シンプルだが堅牢。長く着ることを鑑みての購入だったので自分のカラーに劣化していくのも楽しめるところではあります。
装飾以外のこだわりで言うとバックショットの部分。
こちらも変にシェイプ等されておらず、後ろはあくまでもシンプルが理想的。
あとは裏地ですね。
キュプラが使用されているので滑りは上々ですし、何よりこの色。くすんだピンクが使用されており、このハード目なライダースというものを裏地で緩和し、佇まいがとにかく洒落ている。
とまあこんな感じでもう数年着ているのですが、経年変化はまだそこまで起きておらず、着る回数によるところも大きいところでしょう。
そう考えると一層長い付き合いになりそうです。
では。