『アーセナルvsマンチェスター・ユナイテッド〜FAカップ3回戦〜』![直近2試合でシュート49本も1ゴール…アーセナルに現地記者「CBが最大の脅威であることこそが問題」 | Goal.com 日本]()
いやいや。
これはまずい流れですよ。
ユナイテッドファンの友人と観たのですがこんな展開になるとは思いもせず、まさか延長、PKまで流れ込むとは。
しかもこのモメンタム。
これだけ見るとアーセナルの圧倒的な展開に見えるんですが、全然そんなこと無く、ポゼッションのアーセナル対カウンターのユナイテッド。
一点決められ、逆にすぐさま取り返したまでは良かった。
そこからですよ。
カードが出てのダロート退場。
ですが、そこからですよ。
前半ビッグチャンス0でシュート数にしても両者で7本。
後半のになり、ビッグチャンス4にシュート数も14となっても決めきれなかった。
決めれたシュートだけで見ても3本は間違いなかった。
それが1本も決まらない。
いやぁ、これは勝てませんよ。
一方でユナイテッドの1点は一つのミスを逃さず、キレのある展開からのブルーノの完璧なやつ。
これねウーデなんてキーパス10本も出してるんですよ。クロスだって6/13、ロングボールも5/6。
圧倒的な供給力。
珍しくスターリングも守備に奔走し、仕掛けなんかも今までで一番良かったんじゃないかというくらい役割を果たしていました。
ただね、俺はこの男を推したい。
ジョルジ。
キーパスも2本ながら、後半のチャンスメイクは正直彼頼みだった。
スタッツ以上に良いパスを差し込み、何よりデュエル10/13て。
老獪な彼がここまでエンジンを吹かし、奔走した試合。攻守においての献身性を加味しても何故決めきれなかったのか。
それのみが悔やまれる。
ただし、そこにアーセナルだけの責任があったかというとそうでもない。
なぜか。
まず、10人で60分以上を戦ったユナイテッドの底力ですよ。
これだけ押し込まれてもカウンターでの機を伺いながら、守り切る。
特にデリフト、マズラウィは終盤まで、というか終盤にかけて調子上げてきてたんじゃないかというくらい。
そして何と言っても、相手GKバユンドゥルの存在ですよ。
正直プレミア出場なし、前半のパフォーマンスを見ていても足元の弱さ、判断の迷いなどからオナナを欠いて大丈夫なのかとすら思っていたくらい。
それが後半からシュートストップが冴える冴える。
彼のアドバンテージはそこだったのかと思わず声を上げ、まさかのセーブ6ですよ。しかも全て枠内。
そんな簡単なセーブが無かったことを加味しても言いたくないですけどマン・オブ・ザ・マッチですよ。
思わぬところに潜んでいた伏兵。
ラヤもかなり良い仕事を見せたものの、彼に比べると霞むほど。
とまあこんな展開になってしまったわけですが、試合としてみれば楽しかったとも言えるわけで。
個人的にPKで負けるのは正直もはや運ですからね。
ただし、思わぬ土産が出来てしまったことの方が大きい。
ジェズスの負傷です。
どうやら怪我の程度も重そうで、となると稼働しているのが不調のハヴァさん、同じくサーモン、調子は悪くなさそうだが、得点の匂いは・・・スターリング、一番可能性があるマルティネッリ。
果たして次は中二日でのホーム、トッテナム戦。
満身創痍でこの大一番が天下の分け目となりそうです。
ですが、こんな時にこそ、新生ヒーロー爆誕を期待したいところ。
では。