『パステル舞う天空の城ホテルローヤル~相模湖編Ⅱ~』
さあどうしたものか。blcrackreverse.com
同行したKによるとさきほど見えた2Fのドアがとんでもない形に変形しているとのこと。
なので活路を見出しつつ、引き続き周辺を撮ることに。やはりというか周辺だけでも画になる。
計器類の鈍い輝きに映える金属模様。廃墟と計器はどうしたって相性が良い。
そしてここでもパステルが生き生きと。なぜこのローヤルにはパステルが多いのか。
木漏れ日のまだら模様も場所と時間を微睡わせ、ここがどこなのかを惑わせる。
ということで一旦除外していた2Fへリトライ。何度周りを見渡しても、ここしか行けそうなところが見当たらない。
ですが私がまさかのぎっくり腰。なのでKに頼んでいたのですが、悔いが残ってはと思い自らもチャレンジすることに。
確かに言っていた通り、巨人にでも殴られたんかというような様相。何か糸口が無いかと探っていたところ、これは開くぞという光明を見出しました。
暗くて見えない闇の片隅に差す一筋の光、その前に存在する部屋の趣。
逆を向き、上ってきた箇所を見下ろすとここがまさに廃墟だと知る。
そこから中は暗闇の一本道で、様相が全く分からない漆黒の闇。サインの黒びやかさが目を惹き、透明のそれが黒く鈍く光を放つ。
なんやかんやで到達した同フロアの最初の一部屋がこちら。
柔らかな日差しを受けるファブリックの表情、そのカラーリングの淡さを伴う質感の柔和さ。
フロアにあるサインも異様さを伴う。
綾瀬はるかが初登場という2006年の雑誌に日の経過を感じえない。
上か下か、まずは上階からトライすべく、目指す先は最上階。
思いのほか屋上は狭く、このホテルであって中華という看板が目を惹く。
なぜ中華なのか。
調べるとどうやら風営法と旅館業法の違いのようで、ようはラブホテルかホテルかの営業形態と法律の絡みのよう。
まあ具体的な所や正確なところはわかりませんが。
とまあそんな屋上を後にし、階段を下りているとステンドガラスのような箇所が現れました。
光の入りとガラスの調和が素晴らしい。
そこから一つ下のフロアへ降り立つわけですが、そこが天空の楽園とでも言うような現存物ではあり得ない光景が広がっていようとは、思いもよらないわけであります。
つづく。